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日米のスポーツ救護力の大きな差

 投稿者:HIGE  投稿日:2009年 8月29日(土)22時23分7秒
  通報 編集済
  こんばんは、HIGEです。残念なニュースです・・・

【記事ここから】
 去る27日、横浜スタジアムで、プロ野球の横浜―阪神戦を観戦中にスタンドから約5メートル下のグラウンドに転落した男性(36)が29日午前、収容先の横浜市内の病院で死亡した。神奈川県警によると、死因は脳挫傷と頭蓋内出血。八回の阪神の攻撃中に外野席のフェンスから身を乗り出して転落したとみられる。【記事ここまで】

楽しいはずのプロ野球観戦中、悲しい事故が起きてしまいました・・・

今夜、改めて事故直後の映像を見ましたが、頭から落下しているのが明らかであるのならば、頸椎や脊椎損傷を考え、ネックカラーを着け、「バックボード」と呼ばれる全身固定器具で「全脊柱固定」をするべきところですが、いかにもアルバイトのお兄ちゃん達が、普通の担架で搬送していました。

これは、アメリカでは考えられないことです・・・
アメリカでは、プロ野球に限らず、プロレスやアメフトの試合などでの負傷時、頸椎や脊椎損傷が疑われる場合には、こうした「全脊柱固定」の方法を心得た専属救護班が、上記の方法で搬送しており、処置には多少時間がかかりますが、しっかりと固定して搬送するまで試合は再開しません。

現西武ライオンズの石井一久投手がロサンゼルス・ドジャース時代、頭部に強烈な打球が直撃し、昏倒した事がありました。
この時、審判や選手が駆け寄り、石井選手に「動かないように」と指示、救急車がマウンド付近まで行き、救急隊員が上記の固定処置を行い救急車に収容しました。その間、試合は中断されましたが、もちろんお客さんも騒いだりしません。

 人の「命」がかかっているんですから当たり前のことですが、今回の事故では、すぐそばにいた横浜の吉村選手や、現場を確認に行った審判は、何もしていませんでした・・・
 新聞記事によると「僕には何もできなかった」とのコメントですが、こうした事故に対する「危機管理」や「教育」がなされていなければ、できるはずもありません。

 結局、球場アルバイトとおぼしき、いわゆる「素人集団」が集まり、意識が無い重篤な人を「せ〜の」で担架に乗せ、さっさと搬送し、わずか2分で何事も無かったかのように試合再開・・・これが日本のトップスポーツを自負する「プロ野球」のファンに対する救護体制なのかと思うと悲しくて泣けてきました・・・

 選手だから、審判だから救護はできないというのも悲しい話です。
 グラウンドやコートで緊急事態が起きた時、一番近くにいて、すぐに救護に動くことができるのは誰でしょう?選手であり、審判ではないでしょうか?
 子供たちのあこがれの選手だからこそ、試合を預かる審判だからこそ、緊急時の応急救護を知っておく必要があるのではないでしょうか?

 石井投手が打球を受けた直後の映像と今回の転落事故後の映像を見比べてみて下さい。日本のスポーツ現場における救護体制が、いかに遅れているかがよく判ります。

横浜スタジアムでのファン転落直後の映像(YOU・TUBEより)
http://www.youtube.com/watch?v=dSvOyvjT3sc

ドジャース時代の石井投手に打球が直撃した直後の映像(YOU・TUBEより)
http://www.youtube.com/watch?v=5oQAGalL_Q8


お亡くなりになった男性のご冥福を心からお祈り致しますとともに、今回の悲劇を教訓とし、日本のスポーツ界が、現在の救護体制の問題点を見直し、選手も、審判も、そこにいる全ての人が救いの手を差し伸べてくれるような救護体制になってくれることを切に願うばかりです。
 
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